樹のはなし(樹から学んだこと)

雲
山と山の間から沸き上がる雲
1. 宇宙と銀河のこと
 
宇宙はお母さんのお腹のなか見返りを求めない母性愛。
やすらぎの闇 思い出のまどろみ 永遠が原子の海。
銀河は宇宙の子 ふりそそぐ無尽の恵みに育てられた祝福に満ちた子。
銀河の中心は心臓 情熱でやり遂げ眠り 再び花開こうと目覚めるところ。
ブラックホールは静脈の最終駅。
そこは達成したものたちが甦るために眠りにつくベッド。
動脈の始発駅はまばゆい銀河の吹き出し口。
ここは新たな情熱を燃やして旅立つ誕生の泉
銀河。 永遠が時を刻むところ 情熱の輪廻するところ。
2. 私たちの星のこと
 
遠い遠い昔
今と未来の全部も飲み込んでしまうずうっと昔
銀河のほとりにお日さまを中心に星たちの仲間が生まれた。
そのひとつが 暖かくお日さまが降りそそぐ私たちの星
魚や人や虫やいろんな動物と 樹や草の植物も心地よく身を寄せる大地と水の星だ。
生きるものの躍動を創りだす空気がそよぐ風となって
キラキラと新しい日々を終わることなくめくってくれる星。
そして私たちの星の深い中心は
生まれた時のまま熱く燃え続ける情熱。
繰り返し繰り返し挑戦する魂。
この星のだれもが生きている証しは自分をたかめようとする情熱。
この星で生きるものの謎解きのキーワードは情熱。
ここはしなやかな生命の大河 海原の水の星。
だから初めて逢ったのに あなたもわたしもお互いに本当になつかしいし
一瞬にして心が通じてしまうんだね。
枯れ木
森の歴史 水の星の歴史 生命のリレー
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